以前のページでもお伝えしましたが中国蘇州で自転車(GIANT クロスバイクESCAPE3)が盗まれました。苦労の末見つかりましたが後輪のホイールが壊れており、自分で交換したので部品や工具の値段、方法等を紹介させ頂きます。
■自転車盗難〜発見までの流れ
簡単に盗まれてから発見するまでの経緯をお伝えます。
(1)7月12日AM 屋外の公共の自転車置き場に自転車を取りに行き乗ろうとしたところ、自転車の後輪がパンクしていたためそのまま放置。
(2)7月14日PM パンクを直そうと自転車を取りに行ったら盗まれており、周辺を一時間探したが見当たらず。
(3)7月16日PM 警察に被害届を提出
(4)7月17日AM 周辺を一時間探したが見当たらず。
(5)7月18日AM 周辺を一時間探したところ盗難地点から550mの地点で発見
(まさに灯台下暗しでした。家の近くの予想外の場所にポツンと放置されていました。)
となります。
発見時の写真です。タイヤはもともとパンクしていたのですが、それで500m乗ってきたようで、この時は気付きませんでしたがホイールが歪んでしまっていました。ちなみに鍵はパンクしており出勤で急いでいたので掛け忘れていたようです。。以後気をつけたいと思います。
また警察署に発見したことを電話してもらったところ、被害届の処理のためもう一度警察署に行く必要があるようで、今後行ってこようと思います。
上の写真の状態でホイールを回転させるとホイールの触れが大きすぎて、ある場所では右のブレーキに、ある場所では左のブレーキに干渉します。なんでもホイールの触れはスポークを回転させてある程度調整できるようですが、私のホイールのスポークは二本外れてしまっており、どうやっても再度固定できなかったのでホイールを交換しました。
■部品、工具購入
(1)ホイール購入
TAOBAO(淘宝)で上記を購入しました。お店の名前は捷安特(GIANT)单车クラブという名前だったのでGIANTの純正品?を扱うお店だったのでしょうか?送料込みで169.5元(約2900円 為替17.1円/元換算)でした。思っていたより安かったです。
これが実際に来た商品です。。ESCAPE3の純正品に対してホイールの幅が小さく純正は700×32Cのタイヤでしたが、以前に先輩より頂いた700×28Cに変更しました。
ちなみに日本で似たようなホイールを買うと4000円前後からでしたので、かなり安く思いました。さすが中国です。この調子で帰るまでにロードバイク用のカーボンホイールを買ってしまうかもしれません。。
(2)後輪からギヤ(歯車)を取り外すのに必要な工具
ネットで調べたところ、後輪からギヤを取り外すのに特殊工具が必要とのこと。上記の中の二種類の工具購入しました。こちらもTAOBAO(淘宝)で購入しました。
実際の写真で二つで25元(約430円)です。日本で安いものだと1000円前後からでした。日本だとホイール交換工賃だけでも何千円からということで、もし将来的にホイールを交換する可能性があれば買っておいて損はないと思います。
この右側の工具がないとギヤを外す方向に回しても空回りするだけで一生外せません。
余談ですがTAOBAO(淘宝)で購入すると下記のように今自分の荷物がどこにあるか地図で簡単に確認できます。便利な世の中になったものです。
■実際の交換作業
ちなみに工具は後一つ一番左のようなスパナが必要です。真ん中の工具を回すためです。
上記のように工具をセットしてどちらかを下方向に回します。かなりの力が必要ですので、ほぼこれらの工具無しでは無理かと思います。
(汚い脚が写真に映り込んでしまい、申し訳ありません。。)
外すとこのような部品がホイールから取れます。本当は洗浄してからグリスアップして再装着したかったのですが、時間がなく今回は断念しました。
これはホイールのギヤが取れた後の写真です。新品ホイールへのギヤの組みつけは逆手順で行います。写真の吹き出しのように一本だけ細いところがあり、ギヤ側にもあるのでそこを合わせて挿入します。
続いてタイヤに新品チューブを入れてホイールにセットして出来上がりです。ちなみに新品チューブは中国で25元(約430円)となります。ホイールにタイヤをセットする時に最後の部分がなかなかホイールに入りませんでしたが、タイヤを全周ほぐしながら実施し、なんとか入りました。
後輪を元のように組みつけて空気を入れます。ここまでで約45分程度でした。これで完了と思ったのですが、問題が発生しました。
ホイールが細くなったせいで、後輪ブレーキが全く効かない状態になっていました。私の自転車はリムブレーキなので予測できたはずですが、完全に気付いておりませんでした。寝ぼけておりました。最近仕事で疲れており。。。
しかもワイヤーの長さ調整だけでは調整しきれず、結局ブレーキを全部分解しました(六角レンチが必要)。すると太めのワッシャーのようなもので調整できましたが、ワッシャーとワイヤーの調整で更に一時間かかりました。
結局修理完了は夜中の1時半で次の日の仕事が非常に辛かったです。
今回は以上となります。
今回の修理で分かったことは
(1)中国の部品や工具は日本に比べて安価。
(2)自転車の修理は意外と自分で出来る。
となります。もし皆様も何か自転車が壊れた際にはまずインターネットで自分で修理できないか調べてみることをお勧めします。
また私ごとですが壊れていましたが愛着ある自転車が戻ってきて本当に良かったです。修理してあと1万キロは乗ろうと思います。皆様も盗難には是非ご注意ください。
それではまたお会いしましょう。
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