FIRE(Financial Independence Retire Early)について

その他

 今回は最近よく耳にする「FIRE」について紹介させて頂きます。

 FIREとはアメリカで最近流行している言葉のようです。昔からの英単語の意味は名詞で「火、炎」という意味や、動詞で「燃える、〜に火を付ける、〜を解雇する」が知られています。しかしここでお話しさせて頂くFIREはFinancial Independence Ritire Earlyの頭文字をとったFIREです。日本語の直訳は経済的に自立した早期退職です。

 FIRE(Financial Independence Ritire Early)とは一定額の資産を準備し会社を早期退職、貯めた資産を投資に回し、元本は減らさずに増えた分のお金だけで生活する生活スタイルのことです。

 私は最近体の調子があまり良好でなく、現時点で早期退職は考えていませんが、いつ働けなくなるか分かりません。特に今は仕事が非常に忙しく、いつまで体力が持つかも分かりません。そのためいつでも早期退職できる様な状態を作っておこうと考えています。

 昔は早期退職は一部の資産家の家庭に生まれた運の良い人、または才能に恵まれて若くして莫大な富を築いた人の特権の様に言われてきました。しかし最近は株や債権への投資が身近になり、投資と節約を組み合わせることで早期リタイアを誰もが達成出来ると言われています。

 日本ではまだ海外ほどメジャーではなく、また日本国憲法に定められた三大義務「教育の義務、勤労の義務、納税の義務」を果たせているのか?等で色々な意見があります。
 今回そういった議論はさておき、もしFIREを目指すには何をしたらいいのかをまとめてみました。

■FIREに必要な資産(=投資額)

 まず自分が早期退職するのに必要な資産=投資額を確認します。

 投資はきちんと知識をもって実施すれば年4%ずつ増えるという実績が米国株であるようです。私も米国株だけ見れば始めて一年ですが結果4%以上増えています。
 (あくまで今までの実績であって未来は誰にもわからず損をする可能性もあります。皆様も投資を始める場合は余剰資金で始めることをお勧めします。)

 もし4%で増えていくと仮定した場合、下記式になるまで投資額を増やせばOKです。

 家庭の年間支出 < 投資額×0.04

 逆算すると必要な投資額は家庭の年間支出の25倍となります。だたし書くのは簡単ですが、もし達成するとなると下記の投資金額が必要です。

 総務省発表の家庭の平均年間支出は約300万円(月25万円)なので必要投資額は7500万円です。私には一生無理ですね笑。そのためまずは年間支出を下げるため節約が必須となります。ただ将来の支出は読めないので、想定の月支出はやはり25万円くらいあった方が安心ですね。

 そこで次は早期退職後(今の会社を退職後)に副業またはアルバイト等で少しお金を稼ぐパターンで考えたいと思います。このパターンはBARISTA FIREやSIDE FIREと言われているそうです。

■BARISTA FIREとは早期退職後にも副業やアルバイトで働き生活費を補填するFIRE

 もしBARISTA FIREを目指すとして副業かアルバイトで月10万円稼いだ場合、必要投資額は下記表となります。(ちなみに10万円の仮定はアルバイトで時給1000円×1日8時間×月16日=12.8万円、こちらに税金を加味して手取り約10万円です。)

 月支出が25万円で、副業またはアルバイトで月10万円稼ぐとして、必要な投資額は4500万円とだいぶ下がりましたが、それでもまだ不可能な気がします。そこで次に4500万円投資額を準備するには、どのくらいの年数が必要なのか月積み立て金額別に確認します。

■4500万円の投資額を準備するための必要年数

 まず4500万円貯めるまで投資をしなかった場合を見てみてました。

 これは絶対に無理ですね。頑張って月5万円積み立て貯金し投資無しで4500万円貯蓄するのに75年かかります。次に投資した場合を見てみましょう。

 これなら月5万円積み立て投資すれば36年で4500万円貯蓄出来BARISTA FIREが達成出来るので、22歳から始めれば59歳でFIRE可能です。積立投資額を5万円より増やせば、更に早く早期退職が可能です。

 次に投資額(累計)の推移を確認します。

 投資で毎年4%ずつ増えると仮定すると投資額(累計)が大きくなればなるほど、増加のスピードが上がることがわかります。複利の効果は凄いですね。最近話題の老後2000万円問題も、月3万円積み立て投資を30年すれば貯まります。そのためFIREを考えていなくても投資はしたほうがいいと私は思っています。(4%はあくまで今までの実績です。あくまで余剰資金での投資をお勧めします。)

 以上でFIREの紹介を終わります。いかがでしたでしょうか?

 私は現時点FIREは考えておりませんが、万が一のために準備だけはしておきたいと考えています。いつでもFIRE出来る状態で今の会社の仕事が続けられれば今よりはストレスも減ると思っており、万が一リストラされたり会社が倒産した場合も対処可能です。目標は57歳でBARISTA FIRE出来る状態で設定しようと思います。

 それではまたお会いしましょう。本日もお疲れ様でした。

 もし副業やアルバイトも必要ないくらいにお金がたまれば、下記のような人里離れた家にも住めますね。私にはちょっと無理そうですが笑。

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